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2007年10月22日 消費電力を低減した3.5型ハードディスク装置 – デスクトップPC向けに毎分7,200回転の性能と円板1枚あたり250ギガバイトの容量を提供



発表機種の写真、以下、本文

日立グローバルストレージテクノロジーズ (本社 米国カリフォルニア州サンノゼ市、CEO 中西宏明、以下、日立GST)は、デスクトップPC向けに従来の製品と比べ、消費電力を最大40%低減した3.5型ハードディスク装置 (以下、HDD) Deskstar P7K500シリーズの出荷を開始しました。Deskstar P7K500は、1枚または2枚円板構成で、毎分7,200回転、最大記憶容量は500ギガバイト (ギガは10億、以下、GB) です。

Deskstar P7K500の消費電力は、業界をリードする仕様であり、米国環境保護局 (EPA) が推進する ENERGY STAR プログラム (注1) 対応の、環境に配慮したPC製品づくりを支援します。ENERGY STAR対応PCは、PCのアイドルモード (注2) での消費電力が50ワット以下と規定されており、そのうちHDDは約7ワット (システム全体の約14%) を占めるとされています。

    (注1)   ENERGY STAR プログラムは、電気機器の消費電力を節減するために、米国の環境保護局 (Environmental Protection Agency、略称EPA) が推進するプログラム。
    (注2)   アイドルモードは、コマンド処理が実行されていないシステムの待機状態。
 

Deskstar P7K500は、最大40%の消費電力低減により、アイドルモード時において、250GBの製品で3.6ワット、320GB以上の製品では4.8ワットと大幅な低減を実現しています。同様にアクティブモード時でも250GBの製品では6.4ワット、320GB以上の製品では8.2ワットとそれぞれ低減しています。アイドルモード時の消費電力を、ENERGY STAR プログラムにおけるHDD相当分の約半分に低減したことにより、余剰分を高付加価値の機能に割り当てたり、さらなる低消費電力PC製品の設計も可能となります。

日立GST エグゼクティブバイスプレジデントの岩田真二郎は、「ENERGY STAR などの環境プログラムに準拠したITシステムの開発は、我々のお客さまにとっても 非常に重要な企画案件となってきています。Deskstar P7K500は、これまで培ってきた消費電力の低減技術を結集した製品であり、システム全体の消費電力低減に大きく寄与すると確信しています。」と、述べています。

日立GSTの3.5型HDDの6世代にわたる消費電力制御技術や関連技術によって、Deskstar P7K500は、従来の製品および業界他社の製品と比較しても大幅な消費電力の低減を達成しました。

加えてDeskstar P7K500は、日立GSTの第2世代の垂直磁気記録 (以下、 PMR) 方式を適用して、円板1枚あたり250GBの大容量と高い信頼性を実現しています。本製品の投入により、PMR方式の3.5型HDD製品ラインをさらに充実しました。

環境に配慮した製品技術

「データセンタやオフィスなどで、ITハードウェア関連の電力コストは、相当な量を占めています。PC、サーバやストレージシステムなどシステム全体の消費電力低減のために、部品メーカも個々の部品の消費電力を低減することが必要になります。今回発表した日立GSTの消費電力低減にフォーカスした製品は、この動向に沿った製品開発であると考えます。」と、IT調査会社 IDC リサーチマネージャの John Rydning (ジョン ライドニング)氏は、述べています。

Deskstar P7K500は、3つの重要な製品技術によって、従来製品に比べて最大40%の消費電力の低減を実現しました。一点目は、2.5型HDDのTravelstarシリーズで培われた HiVERT (注3) 技術です。Deskstar P7K500では、電源回路のリニアレギュレータに代わり、スイッチングレギュレータを多数採用して電源効率を高めています。二点目は、これもTravelstarシリーズで採用されている SOC (System–on–Chip) 技術です。高い電力効率のLSIを採用して製品の消費電力を低減します。

    (注3)   HiVERTは、Hitachi Voltage Efficiency Regulator Technology の略称です。
 

最後に日立GSTのDeskstar製品は、6世代前の製品に初めて採用した アドバンストパワーマネジメント機能を、改善を続けながら採用しています。一般的に、システムの稼働時間の大部分はアイドルモードですが、本機能は、そのアイドルモード時の消費電力を大幅に低減します。Deskstar P7K500は、ロードアンロード技術 (注4) を併用することによって、アイドルモード時の消費電力を以下のモードで制御します。

  • アンロードアイドルモード – 磁気ヘッドはランプ上にアンロードされ、サーボ制御はオフ状態。このモードは、通常のアイドルモードに比べ約11%消費電力を低減します。
  • 低速回転モード – 磁気ヘッドはランプ上にアンロードされ、サーボ制御はオフ状態。モータ回転は低速回転に制御されます。このモードは、通常のアイドルモードに比べ、約44%の消費電力を低減します。
    (注4)   ロードアンロード技術は、ディスクが回転停止している状態では磁気ヘッドがディスクの外側に待避 (アンロード) しており、ディスクの回転が安定した後、磁気ヘッドがディスク上に移動して (ロード)、データの読み込み・書き込み処理を行う技術。
 

本製品の消費電力制御の詳細については、技術を解説したホワイトペーパー 「Technology Innovation for Eco–Friendly HDDs」(英文) をWeb上で提供しています。左のタイトルをクリックしてご参照ください。

出荷時期について

Deskstar P7K500は、第4四半期 (10~12月) 後半に量産出荷を予定しています。

■ 新製品の主な仕様 (注5)

ここからひょうの見出し、第1列項目 第2列1行目型式・仕様
2行目Deskstar P7K500ひょうの見出し終了
ここからひょうの本文、最初の項目インタフェース 2分割されたうちの左側PATA 右側SATA
次の項目記憶容量 (注6) PATAモデルの記憶容量500 | 400 | 320 | 250GB SATAモデルの記憶容量500 | 400 | 320 | 250GB
次の項目ディスク枚数 PATAモデルのディスク枚数、記憶容量順に2 | 2 | 2 | 1 SATAモデルのディスク枚数、記憶容量順に2 | 2 | 2 | 1
次の項目ヘッド本数 PATAモデルのヘッド本数、記憶容量順に4 | 4 | 3 | 2 SATAモデルのヘッド本数、記憶容量順に4 | 4 | 3 | 2
次の項目ディスク回転数 インタフェースと記憶容量によらず毎分7,200回転 (rpm)
次の項目面記録密度 (最大) インタフェースと記憶容量によらず平方ミリメートル当り287メガビット
(平方インチ当り185ギガビット)
次の項目データ転送速度 (最大) (媒体記録再生時) インタフェースと記憶容量によらず毎秒1,138メガビット
次の項目インタフェースデータ転送速度 (最大) PATAモデルのインタフェースデータ転送速度、記憶容量によらず毎秒133MB SATAモデルのインタフェースデータ転送速度、記憶容量によらず毎秒300MB
次の項目データバッファ容量 PATAモデルのデータバッファ容量、記憶容量によらず8MB SATAモデルのデータバッファ容量、記憶容量順に16または8 | 16または8 | 16または8 | 8MB
次の項目騒音 (アイドル時) PATAモデルの騒音、記憶容量順に2.6 | 2.6 | 2.6 | 2.8ベル SATAモデルの騒音、記憶容量順に2.6 | 2.6 | 2.6 | 2.8ベル
次の項目非動作時耐衝撃 (印加時間) インタフェースと記憶容量によらず2ミリ秒間で 350 G
次の項目環境条件 最初のさいもく温度 インタフェースと記憶容量によらず動作時0~60℃、非動作時–マイナス40~70℃
次のさいもく湿度 (結露なきこと) インタフェースと記憶容量によらず動作時8~90%、非動作時5~95%
次の項目外形寸法 (W×D×H) インタフェースと記憶容量によらず、幅101.6×奥行き147.0×高さ26.1mm
次の項目重量 インタフェースと記憶容量によらず約550グラム
次の項目省エネ法に関する表示 最初のさいもく消費電力 (アイドル時) PATAモデルの消費電力、記憶容量順に4.5 | 4.5 | 4.5 | 3.3W SATAモデルの消費電力、記憶容量順に4.8 | 4.8 | 4.8 | 3.6W
次のさいもくエネルギー消費効率 (注7) PATAモデルのエネルギー消費効率、記憶容量順に0.0090 | 0.0113 | 0.0141 | 0.0132W/GB SATAモデルのエネルギー消費効率、記憶容量順に0.0096 | 0.0120 | 0.0150 | 0.0144W/GB
次のさいもく省エネ法に基づく区分 PATAモデルの省エネ法に基づく区分、記憶容量順にb | b | b | a SATAモデルの省エネ法に基づく区分、記憶容量順にb | b | b | aひょうの本文終了
 
    (注5)  
 
仕様は予告なく変更することがあります。
    (注6)   弊社では、HDD業界の慣例に従い、1MB(メガバイト)は1,000,000バイト(Byte)、1GB(ギガバイト)は1,000,000,000バイト(Byte)と容量を定義しています。
    (注7)   エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を省エネ法で定める記憶容量で除したものです。
 

■ 取扱事業部・照会先
株式会社 日立グローバルストレージテクノロジーズ 製品企画部 【担当 出来】
〒252-8588 神奈川県藤沢市桐原町1番地
電話 0466-91-2510 (ダイヤルイン)

■ 報道関係問合せ先
株式会社 日立グローバルストレージテクノロジーズ 企画管理部広報グループ 【担当 鈴木 (健)】
〒252-8588 神奈川県藤沢市桐原町1番地
電話 0466-91-4044 (ダイヤルイン)


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